尿トラブル養生法

寒さも少しは和らいだような気もしますが、今年は例年以上の寒さが続いているようです。 冷えは尿のトラブルにも大きく影響してきます。咳やくしゃみをした時、重い荷物を持った時など、力を入れたときに思わず尿が出てしまった…という経験はありませんか? こうした尿漏れの症状は年齢と共に増え、特に40代以降は多くの人が悩みを抱えていると言われています。 その原因は加齢や運動不足による尿道括約筋の低下によるものが考えられています。 漢方による考え 漢方では、尿漏れの症状は「膀胱」と「腎」の問題と考えています。尿を治めて排泄する機能や尿を生成する臓器の働きが協力し合って排尿をコントロールしているのですが、だんだんとその働きが弱くなってトラブルを起こすのです。 尿のトラブルは人にもなかなか相談しにくく、病院での検査も受けないケースが目立ちます。深刻な病気ではありませんが軽い尿漏れの段階から改善するよう心がけましょう。 漢方で以下のようにタイプ別に分けて考え、その養生法も合わせて行います。 1. 「腎虚」タイプ(頻繁な尿漏れ) 加齢とともに自然とその機能が低下するタイプ。 女性は更年期を迎えるころ、男性は初老のころからトラブルが起きやすくなり、夜の頻尿も気になるようになります。 また腰痛、腰の冷え、足腰が弱くなる、めまい、耳鳴り、物忘れ、むくみ、前立腺肥大等の症状もいわれます 食の養生として山羊、クルミ、松の実、栗、ごま、ニラ、銀杏、羊肉、クコの実など 2. 「陽虚」タイプ(寒さによる尿漏れ)  冬によく見られる症状、冬は汗をかくことが少なくなるために膀胱にたくさんの尿が溜まり、寒さでも尿意を感じやすくなります。 下腹部の冷え、慢性的な冷え、顔色が白い、関節が痛みやすい、下の苔が白い、等の症状がある人は身体を冷やさないように心掛け、腰巻やカイロでしっかり温めましょう。 食の養生としては、にんにく、ねご、しょうが、シナモン等 3. 「脾虚」タイプ(疲れによる尿漏れ) 消化器官の弱いタイプで、栄養分の吸収が悪く内臓も下垂して膀胱や尿道が圧迫されます。 普段から疲労感、倦怠感が強く息切れ、食が細い、下痢気味などの症状が現れます。 疲労が溜まると尿漏れがひどくなるため、基本的な体力を養うようにしましょう。 食養生としては、もち米、はすの実、砂肝、山芋、大豆、牛肉、うなぎ等 まとめ 尿のトラブルは精神的な負担が大きいものですが、あまり神経質にならないことが大切です。過度な緊張やストレスは心にも身にもさらに負担となります。早いうちから予防に心がけ、いきいきとした毎日を過ごせるように心掛けましょう。
尿トラブル養生法

冬の関節痛、神経痛の予防法

気候や気圧の変化に影響しやすい、神経痛や関節痛、リューマチなどは特に気温の低い冬に症状が現れやすく慢性化している関節痛を持つ方にはつらい季節です。 中国には「通じざれば即ち痛み、通ずれば即ち痛まず」という言葉があり、気(エネルギー)や血液の流れる道が何らかの原因で停滞すると痛みが起こると考えられています。 この流れを停滞させる原因と考えられているのが気温や湿度といった気候条件による「風邪・寒邪・湿邪」の邪気と考え、特に体力や免疫力が低下したりすると体内に侵入してさまざまな症状を引き起こします。 中医学的な対応法 寒さで体力を失いがちな冬は「風邪・寒邪・湿邪」の侵入を防ぎ「体の中から病気を治す」食養生が必要になります。体を温めて新陳代謝を促進する、羊肉やエビ、ネギやニラなどの香り野菜、ショウガ、トウガラシ、山椒などの香辛料を上手に取り入れましょう。 食事で対応する また、イワシやサバなどの青魚には血栓を予防して血行を促進するEPAやDHAが豊富に含まれて血のめぐりを良くする事が、体を温めることにつながります。むくみなどの症状がある場合は水分補給を促進する冬瓜やキュウリなどの瓜類の他、シソや香菜、セロリなどの香りの強い野菜が湿邪を発散させる効果があります。  また、関節痛にはコラーゲンの主成分になる良質のたんぱく質をとることが予防になります。 鶏肉や魚介類、豆腐や納豆などバランスよくとりましょう。 その他免疫力を高めるにはキノコ類が最適です。野菜や魚介類、キノコ等の食材を使った 鍋ものは冬の養生に適した料理と言えます。 中医学では  中医学では関節、神経、筋肉の痛みを「痺証」といい、主な原因と症状別に「風痺・寒痺・湿痺・熱痺」の4つのタイプに分けられます。 それぞれの症状に合わせた漢方薬を服用することによって、その原因を取り除くだけでなく、停滞した血液や気の流れを活性化させ根本的な治療を行うことが出来るのです。
冬の関節痛、神経痛の予防法

インフルエンザ予防

新型インフルエンザA型(HIN1)の流行が夏休み明けから日を追うごとに拡大しています。 このまま秋から冬にかけて、本格的な大流行となる可能性はきわめて大きいと思われます。 インフルエンザの真の恐怖 もともとインフルエンザは本来、自宅で安静にしていればほとんどの人は自然に治ってしまいます。今回の新型インフルエンザも症状が比較的軽いのであれば自宅で休んでいれば自然に治ると思いますが、気をつけなければならないのは喘息や慢性の呼吸疾患の方や狭心症等の慢性疾患の方、糖尿病や腎機能障害の方やステロイドの服用によって免疫機能が低下している方、また妊婦や乳幼児、高齢者も重症化しやすいと思われます。 予防法  予防としては「うがい」「手洗い」「マスク」は必要ですが、それだけではなく、体の中からも予防していくことが必要です。ストレスや寝不足、運動不足等、生活が不規則や不摂生になると免疫力が低下します。 漢方としては 中国ではインフルエンザの予防に抗ウィルス作用、抗菌作用のある「板藍根」の入ったお茶や飴が日常よく使われています。味もハーブティタイプで飲みやすく、小さなお子様でも麦茶などに溶かして飲むとより飲みやすくなります。 また、「のどが痛い」「熱っぽい」等の症状が出てきたら「天津感冒片」や「五涼華」のハーブティを早めに服用し、自宅で休養していただくと良いと思います。
インフルエンザ予防

梅雨時の養生法

梅雨の季節は蒸し暑くじめじめして食欲もやる気もわかない、お腹の調子もいまいちで足がむくんだり、腰もだるくて重い…というような症状が起こることはありませんか?  梅雨の季節は湿が多い時期です。自然界に湿が多いと体の中にある余分な水分は外に出にくくなって、湿が体に溜まり体に悪影響を与えてしまいます。 漢方の考えでは「湿邪」と呼び、それが体に停滞すると消化吸収と水分代謝がうまく出来なくなり、胃腸障害を起こしたり神経痛や関節痛、むくみ等が悪化します。 体から「湿邪」を追い出すための漢方薬としては、下痢や食欲不振、体が重だるいような方には「勝湿顆粒」を。また神経痛や関節痛の方には「独歩丸」等がよく使われます。 また養生法としては 散歩やストレッチ等の軽い運動で汗をかく お風呂も湯船にゆっくりつかって半身浴等で汗をかく クーラーの効いた部屋ばかりにいないようにして体を冷やさないようにする ビールや冷たい飲み物を取り過ぎないようにする きゅうり、トマト、ナス、かぼちゃ、とうもろこし、西瓜等の余分な水分を体内から出す食品がおすすめです ネギ、ショウガ、にんにく、大葉、みょうが等の香りの強い野菜は食欲が増し、滞っているものを通す力があります といった方法が効果的です。
梅雨時の養生法

花粉症予防

 西日本では、気温も上がりスギ花粉がはげしく飛び出していますが、 東日本もこれからが本番で花粉症の方には嫌な季節になります。  漢方の考えでは花粉やウィルスなどの体外の異物から身体を守る力を 「衛気」と言っています。「衛気」とは「気」(生体エネルギー)の一種で 目や鼻やのどの粘膜、皮膚や皮下組織などの体表部を巡ってバリアの働きを するもので、免疫力に相当するものです。この「衛気」が弱ると風邪をひきやすくなったり、スギ花粉が悪化したり鼻が年中ぐずぐずする等の症状が表れます。  まずは普段の生活から見直して「衛気」が低下しないように気をつけましょう。 飲酒や生もの、冷たい飲料等は控えめにして、遅くても12時までには就寝するように しましょう。また外出時にはマスクや眼鏡、繊維の目の詰まった上着などを着用し アレルゲンである花粉との接触をなるべく控えましょう。また就寝するときには 寝室に水を張った洗面器を置く、洗濯物を室内に干す、などの工夫をし、のどや 鼻の粘膜を乾燥から守りましょう。  漢方では「衛気」を強くする「オウギ」に胃腸の働きを良くする 「ビャクジュツ」、抗アレルギー作用のある「ボウフウ」を加えた 「衛益顆粒」がおすすめです。
花粉症予防

尿トラブル養生法

寒さも少しは和らいだような気もしますが、今年は例年以上の寒さが続いているようです。 冷えは尿のトラブルにも大きく影響してきます。咳やくしゃみをした時、重い荷物を持った時など、力を入れたときに思わず尿が出てしまった…という経験はありませんか? こうした尿漏れの症状は年齢と共に増え、特に40代以降は多くの人が悩みを抱えていると言われています。 その原因は加齢や運動不足による尿道括約筋の低下によるものが考えられています。 漢方による考え 漢方では、尿漏れの症状は「膀胱」と「腎」の問題と考えています。尿を治めて排泄する機能や尿を生成する臓器の働きが協力し合って排尿をコントロールしているのですが、だんだんとその働きが弱くなってトラブルを起こすのです。 尿のトラブルは人にもなかなか相談しにくく、病院での検査も受けないケースが目立ちます。深刻な病気ではありませんが軽い尿漏れの段階から改善するよう心がけましょう。 漢方で以下のようにタイプ別に分けて考え、その養生法も合わせて行います。 1. 「腎虚」タイプ(頻繁な尿漏れ) 加齢とともに自然とその機能が低下するタイプ。 女性は更年期を迎えるころ、男性は初老のころからトラブルが起きやすくなり、夜の頻尿も気になるようになります。 また腰痛、腰の冷え、足腰が弱くなる、めまい、耳鳴り、物忘れ、むくみ、前立腺肥大等の症状もいわれます 食の養生として山羊、クルミ、松の実、栗、ごま、ニラ、銀杏、羊肉、クコの実など 2. 「陽虚」タイプ(寒さによる尿漏れ)  冬によく見られる症状、冬は汗をかくことが少なくなるために膀胱にたくさんの尿が溜まり、寒さでも尿意を感じやすくなります。 下腹部の冷え、慢性的な冷え、顔色が白い、関節が痛みやすい、下の苔が白い、等の症状がある人は身体を冷やさないように心掛け、腰巻やカイロでしっかり温めましょう。 食の養生としては、にんにく、ねご、しょうが、シナモン等 3. 「脾虚」タイプ(疲れによる尿漏れ) 消化器官の弱いタイプで、栄養分の吸収が悪く内臓も下垂して膀胱や尿道が圧迫されます。 普段から疲労感、倦怠感が強く息切れ、食が細い、下痢気味などの症状が現れます。 疲労が溜まると尿漏れがひどくなるため、基本的な体力を養うようにしましょう。 食養生としては、もち米、はすの実、砂肝、山芋、大豆、牛肉、うなぎ等 まとめ 尿のトラブルは精神的な負担が大きいものですが、あまり神経質にならないことが大切です。過度な緊張やストレスは心にも身にもさらに負担となります。早いうちから予防に心がけ、いきいきとした毎日を過ごせるように心掛けましょう。
14 3月 2010

尿トラブル養生法

寒さも少しは和らいだような気もしますが、今年は例年以上の寒さが続いているようです。 冷えは尿のトラブルにも大きく影響してきます。咳やくしゃみをした時、重い荷物を持った時など、力を入れたときに思わず尿が出てしまった…という経験はありませんか? こうした尿漏れの症状は年齢と共に増え、特に40代以降は多くの人が悩みを抱えていると言われています。 その原因は加齢や運動不足による尿道括約筋の低下によるものが考えられています。 漢方による考え 漢方では、尿漏れの症状は「膀胱」と「腎」の問題と考えています。尿を治めて排泄する機能や尿を生成する臓器の働きが協力し合って排尿をコントロールしているのですが、だんだんとその働きが弱くなってトラブルを起こすのです。 尿のトラブルは人にもなかなか相談しにくく、病院での検査も受けないケースが目立ちます。深刻な病気ではありませんが軽い尿漏れの段階から改善するよう心がけましょう。 漢方で以下のようにタイプ別に分けて考え、その養生法も合わせて行います。 1. 「腎虚」タイプ(頻繁な尿漏れ) 加齢とともに自然とその機能が低下するタイプ。 女性は更年期を迎えるころ、男性は初老のころからトラブルが起きやすくなり、夜の頻尿も気になるようになります。 また腰痛、腰の冷え、足腰が弱くなる、めまい、耳鳴り、物忘れ、むくみ、前立腺肥大等の症状もいわれます 食の養生として山羊、クルミ、松の実、栗、ごま、ニラ、銀杏、羊肉、クコの実など 2. 「陽虚」タイプ(寒さによる尿漏れ)  冬によく見られる症状、冬は汗をかくことが少なくなるために膀胱にたくさんの尿が溜まり、寒さでも尿意を感じやすくなります。 下腹部の冷え、慢性的な冷え、顔色が白い、関節が痛みやすい、下の苔が白い、等の症状がある人は身体を冷やさないように心掛け、腰巻やカイロでしっかり温めましょう。 食の養生としては、にんにく、ねご、しょうが、シナモン等 3. 「脾虚」タイプ(疲れによる尿漏れ) 消化器官の弱いタイプで、栄養分の吸収が悪く内臓も下垂して膀胱や尿道が圧迫されます。 普段から疲労感、倦怠感が強く息切れ、食が細い、下痢気味などの症状が現れます。 疲労が溜まると尿漏れがひどくなるため、基本的な体力を養うようにしましょう。 食養生としては、もち米、はすの実、砂肝、山芋、大豆、牛肉、うなぎ等 まとめ 尿のトラブルは精神的な負担が大きいものですが、あまり神経質にならないことが大切です。過度な緊張やストレスは心にも身にもさらに負担となります。早いうちから予防に心がけ、いきいきとした毎日を過ごせるように心掛けましょう。
14 3月 2010

漢方治療・癌

Posted by aioi

cancer

漢方による治療・癌

最近、病院で「癌」と告知される患者さんが大変増えてきました。それは、「癌」が不治の病ではなく、治る病気になって来たからでしょうか?

最近の癌治療

確かに胃癌で死亡する方はかなり減って来てはいますが、全体的にはまだ増加傾向にあるのが現実です。その為、最近では医学の分野で新しい治療法として、免疫力を強化して癌や生活習慣病を治療しようという流れが出てきました。

一般的な癌治療

癌に因る死亡率が1位になってから久しいものですが、癌と診断されるとどのような治療が施されるのでしょう。

免疫治療

現在行われている治療法には、

  1. 外科治療
  2. 放射線治療
  3. 科学治療

の三本柱がありますが、それに加えて最近最も注目され新しい柱の一つになろうとしているのが免疫治療法です。免疫治療法といえば、今までよく知られていたものにはインターフェロン、丸山ワクチン、蓮見ワクチンなどがあります。

東洋医学と免疫治療

免疫治療は、近代西洋医学の分野から研究され解明されて来たものではありますが、近年になって東洋医学の分野から実証的症例が報告されるにつれ、さらに深く研究されようとしています。

それは、東洋医学の長年の治療経験が大いに注目され、見直されてきた一因かとおもわれます。

癌と免疫

私たちの体は約60兆個という数の細胞から成り立っているのですが、癌は癌遺伝子や癌制御遺伝の変異によって起こります。人間は40歳から50歳位になると、1日に3000個から5000個もの癌芽が有る事が解っています。

この癌の芽は免疫機構の作用によってすぐに摘み取ってしまい、人間は癌に罹りません。ところが人間が年をとるにつれ、免疫力が弱まって癌に罹ってしまうのです。

癌治療の弱点

白血球が何らかの原因、例えば放射線、抗がん剤などにより少なくなるとたちまち抵抗力が低下します。特に、リンパ球は免疫細胞といって、癌細胞を攻撃する物質を作ります。

活性酸素と癌の関係

1980年代になって癌や多くの生活習慣病(成人病)を引き起こす原因について活性酸素の存在が急速にクローズアップせれてきました。体の中で進行する化学反応で酸素から恐るべきテロ集団である活性酸素が発生します。そして細胞崩壊や血液の障害、さらに心臓病や脳疾患だけでなく発ガン作用の主役である事が分かってきました。

ミトコンドリアの働き

60兆個もの細胞で出来ている私たちの体は、その一つ一つにミトコンドリアと呼ばれる発電所があります。ここでは酸素を原料として、エネルギーを発生しますが、呼吸で体内に採り入れられた酸素の約2%が老廃物に相当する活性酸素として発生します。

これは、4種類の強いテロ集団とも言われていますが、過酸化脂質という有毒作用のある物質を連鎖的に作ります。これが細胞膜や遺伝子を次々と破壊し癌や老化、生活習慣病の元凶になるのです。

癌の対策として

体質に合った漢方薬を服用することによって免疫力や活性酸素除去作用をあげる事が出来ます。常に癌細胞から体を守る予防を心がけなければなりません。

春の養生法

Posted by aioi

spring
春のうららかな陽気に誘われて鳥たちの楽しげなさえずりが聞こえてくるようになりました。
気分もスッキリと過ごしたい季節ですが、だるくてやる気が出ない、不安感がある、というような悩みをお持ちの人が割合多いようです。

春は自然界すべてのものがのびやかに成長する季節、気温の変化が大きく、新陳代謝も活発になります。漢方の考えでは春は五行の「肝」と関係ある季節にあたります。

「肝」とはただ肝臓のことを指すだけではなく体内の血液の調節や新陳代謝、自律神経の機能をつかさどると考えています。

春は自律神経をつかさどる「肝」が影響をうけやすいためストレスがたまりやすくイライラすることが多くなります。また「肝」の機能が低下してくると「気」の流れが滞り、気力が落ち込んで溜息をついたり、疲労感やだるさなどを感じやすくなります。

養生としては「肝」の栄養となるレバーやイカなどをまた「気」のめぐりを良くする、春菊やセロリ、ミツバ、オレンジなどを積極的に取りましょう。
またストレスをためないように注意して適度に身体を動かすことも大事です。

漢方薬では「星火逍遙丸」や「開気丸」等を作って気の流れを良くしていくことも必要です。

漢方治療・生理痛

Posted by aioi

cramps

生理痛について

生理痛でも単に腰がだるい、お腹が重いといった軽い症状なら問題ありませんが、ひどくて寝込んだり、いつまでもダラダラと続いたり、毎回鎮静剤を飲まないと我慢できない方は要注意です。

重度の生理痛

日常生活に支障をきたすほど生理痛が重い場合は子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣のう腫といった婦人病が原因の場合もあるので婦人科の診察を受けましょう。

婦人病予防を考慮

子供を産む機能がある女性の健康は、血液と深い関わりがあります。生理の周期や総血量、症状などから自分の体質を知って改善することが生理痛だけでなく子宮筋腫や不妊症などの婦人病を予防する事に繋がります。

生理痛のタイプと対処方法

生理痛には様々な種類があり、それによって対処法も異なります。

気滞血瘀タイプ

ストレス等で気が停滞し、血行不良になったことが原因です。気を補うエビや鶏肉、牛肉、山芋やセロリ、春菊、三つ葉などの香り野菜、オレンジやユズなどの柑橘類をとりましょう。

陽虚内寒タイプ

体の陽気が不足し、体が冷えたタイプです。体を温める生姜やネギ、ニラ等の食材のほか、血行を改善するサバやイワシなどがお薦めです。

気血両虚タイプ

気と血の両方が不足したタイプです。レバーや黒豆、黒キクラゲ、小松菜、鶏肉、そら豆、芋等がお薦めです。

湿熱下注タイプ

体に余分な湿と熱がこもったタイプです。体に溜った湿熱を取る根菜類、玄米、海藻類、キノコ、イワシ、サバなどがお薦めです。

肝腎陰虚タイプ

虚弱体質の上、肝、腎の働きが低下し、体の潤いが不足したタイプです。レバーやほうれん草、ナツメ、クコの実、山芋、黒ゴマ、チーズ等で体質改善をしましょう。

hyperlipemia

高脂血症について

高脂血症とはどんな病気なのでしょう?皮膚に黄色いしこりのような物が見られる場合もありますが多くは無症状です。

「血脂」とは?

「血脂」とは血液中のコレステロール、中性脂肪、リポイドの総称です。原因は遺伝によるものと食生活の問題として脂肪分や糖分の摂り過ぎ、野菜ビタミン不足、過度の飲酒、あるいは長期にわたるストレス等です。

中医学に見る高脂血症の所見

中国医学では高脂血症を「痰濁瘀血」の状態と考えます。これは血管の内壁に粥状(アテローム性)のどろどろした血脂が沈着し(痰濁)その結果、血液の流れが滞ってしまう(瘀血)ことです。その「痰濁瘀血」を取り除く漢方薬を中心に服用する事によって、少しずつ血脂レベルが正常に向かいます。

高脂血症の予防として

予防としては、生活習慣の改善が中心になります。食事は脂質の多い肉、フライなど動物性脂肪の多い食品や、うに、モツ、レバーなどコレステロールを多く含む食品をなるべく控え、代わりに血脂を下げる効果のある、蕎麦、さんざし、キクラゲ、黒豆、豆腐、海草等をふんだんに摂る様にします。野菜も1日400g以上食べるようにして、煙草はやめてお酒も控えめに。また、1日30分程度の適度な運動を行いましょう。

漢方は「冠元顆粒」「星火温胆湯」を服用します。

perimenopausal-symptom

更年期障害について

更年期障害とは閉経後にあらわれる一連の症状のことです。45~50歳頃から始まり、5~10年は続きます。

更年期障害の症状

不定愁訴が最も多い自覚症状ですが、それが高じて精神病に至るケース、更に癌や肥満、糖尿病、動脈硬化、心臓病、骨粗鬆症、高血圧などを引き起こす要因にもなるので注意が必要です。

症状の進行

更年期障害の症状の進行は大きく3つの段階に分けられます。

急性期

まず、急性期の初期段階では、熱感もしくは悪寒、発熱、動悸、不安、不眠、イライラ等の症状が表れます。

中期

中期には、老年性膣炎、皮膚病、膀胱炎等が起きやすくなります。膀胱炎は無菌性が特徴です。

慢性期

最後は更年期障害が10年以上続いてる慢性期です。動脈硬化、骨粗鬆症、節々の痛みが見られます。

中医学に見る更年期障害原因の所見

中医学では、更年期障害の原因を「腎虚」と考えます。西洋医学で言えば、女性ホルモン不足のホルモン異常のことです。女性ホルモン低下と脳下垂体からのFSHというホルモンのバランス異常 によって起こります。中医学では腎の精気、つまり女性ホルモンを補うことでホルモンのアンバランスを最小限に抑え、更年期障害を軽減していきます。

対処として食事としては、牛乳、海藻、小魚、大豆やザクロ等を多めにとるようにします。漢方としては、「婦宝当婦膠」「星火逍遙丸」 「杞菊地黄丸」「海馬補腎丸」等を服用します。

panda

Q

下痢と腹痛が続いて、少々粘液性の血便のようなものが、出ましたので、病院へ行った所、潰瘍性大腸炎と診断されました。
入院して治療して大分良くなったのですが、まだ下痢は続いています。なかなか治らない病気と聞いたんですが、漢方で予防する方法はないでしょうか?

潰瘍性大腸炎は、はっきりした原因は解っていません。 腸内細菌や自己免疫反応の異常、食生活の変化等が考えられています。
ピークは20~30台に多いいようで、お客様のような年代の方に多いいような気もします。
病院では大腸の炎症を抑えるお薬や乳酸菌製剤等を使い、それで良くならない時はステロイド剤、免疫抑制剤や白血球除去療法等を行います。
ストレスによって白血球の好中球が増えるのは知られていますので、炎症範囲を増やさないためにも、ストレスを貯めないように注意する必要があります。
漢方の治療としては、胃腸の調子を整え、下痢や腹痛の症状を改善して行く漢方薬を服用して、食生活やストレスに注意いながら、長期的には、免疫のバランスを整えるような漢方薬も使って行きます。

漢方治療・不妊症

Posted by aioi

sterility

不妊症について

妊娠を希望している女性が二年以上妊娠していない場合を不妊症と定義しています。

Read the rest of this entry »

(C)アイオイ薬局