漢方治療・高血圧

高血圧について

動脈の最高血圧が140以上、最低血圧が90以上ある状態を高血圧と呼びます。

高血圧の症状

始めは自覚症状はありませんが、次第にめまい、頭痛、耳鳴り、肩こりといった症状が起こり始め、末期になると脳卒中、心不全、腎不全などの合併症を引き起こします。

高血圧の原因

中国医学では高血圧を3つの原因に分けて考えます。

瘀血

血液の循環障害

除虚陽亢

体液が不足して体内に熱がこもる

痰湿

ナトリウムが血管内膜にむくみを引き起こし、体内に余分な水分がたまる。また、脂っこい物を過食する事により悪玉コレステロールが血管の内側にどろどろと粥のように付着して血流を妨げます。

高血圧の漢方治療

漢方薬の治療としては、「活血薬」「滋陰薬」「化痰薬」等を用います。食事は塩分、脂肪分は控え、魚や野菜、果物を増やします。野菜には、血圧を下げる作用のあるカリウム、マグネシウムが多く含まれていますし、セロリやスイカは内熱を取り除いてくれます。

コレステロールを下げるにはキクラゲ、昆布等の海藻類が良いでしょう。