未病とは

未病とは?

中医学の考え方

中医学(中国の伝統医学)では、病気にかかった人々を治療することよりも、むしろまた病気にかかってはいないが半分病気の状態(これを中医学では「未病」という)の人々を治すことが大切であると説いています。

まず、病気にかかる前に防ぎ、既に病気にかかってしまっている場合は悪化を防ぐこれが中医学の一貫した考えです。健康と病気は、人生において直面する2つの大きな問題です。

WHOによる健康の定義

WHOでは健康のことを健康とは単に病気が無い事に限らず、身体と精神が社会上で完璧な状態にある事を指すと示しています。健康維持こそ世界共通の目的と言えます

未病先防

健康と病気の間には、はっきりとした境界線はありません。健康そうに見えても本人には自覚が無いだけで内部には病気になる原因が隠されているかもしれません。また、つらい症状があっても病院の検査では異常が無く治療法が無い場合もあります。

どちらも病気の一歩手前で中医学では「未病」とよんでいます。そして病気になる前に早期発見、早期治療、早期予防が大切ですが、それを中医学では「未病先防」と呼びます。