漢方治療・リウマチ

慢性関節リウマチ

関節リウマチは主に手足の関節が冒され、骨や軟骨の破壊の進行をはじめ、肺や血管の炎症などを招く全身の炎症性自己免疫疾患です。日本では70万~100万人の患者さんを数えます。よく知られた病名にもかかわらず、現代医学では未だ決定的な治療法は見つかっていません。

リウマチの原因

リウマチにかかりやすい方は抵抗力の弱い人や、遺伝的に体質が弱く、体内の副腎皮質ホルモンが不足しているような方が多いようです。中医学では五臓の「肝」と「腎」の弱まりと考えています。

急性期の治療

主な症状は関節の腫れ、痛み、熱感です。肘や膝に痛みのない結節が出来たり、リング状の紅斑が出る事もあります。基本的に「散痛楽々丸」や食用蟻等を処方します。

慢性期の治療

主な症状は関節の冷え、痛み、腫れ、冷感です。入浴すると痛みなどが和らぐのが特徴です。「独歩丸」や食用蟻等を処方します。