血管力

日本人の4人に1人は血管トラブルで亡くなっています。
若々しい血管はしなやかで弾力があります。このように健やかな血管で血流をスムーズに巡らせる力を「血管力」と言ってます。
ところが、男性は35歳からまた女性は55歳前後から血管の老化が始まり血管が硬く、もろく、切れやすくなります。
脂っこい食事や角の飲食、喫煙、運動不足によってドロドロ血を招いて放置しておくと心筋梗塞、脳梗塞、脳内出血、脳血管認知症等の病気を招く要因となります。

漢方では、このような血管力の低下を「瘀血」と考えます。「瘀血」は血管の老化やドロドロ血、体内の気(エネルギー)血の不足、冷えなどが原因で体内の血の巡りが滞っている状態の事です。
ドロドロ血の治療としては「冠元顆粒」や「田七人参」などがよく使われます。食養生としては、黒豆、小豆、納豆や玉ねぎ、にんにく、ネギ、ラッキョウ等。またわかめ、ひじき、いわし、サバ等。またその他に紅花、うこん、黒酢等もお勧めです。
「気(エネルギー)」の不足や冷えのある方の治療としては、「冠元顆粒」「麦味参」「婦宝当帰膠」などがよく使われます。食養生としては、山芋、じゃがいも、かぼちゃ、いんげん豆等。また豚肉、鶏肉、鮭、うなぎ等。そのほかに枸杞の実、ナツメ等もお勧めです。