新型コロナと心臓病

新型コロナに感染すると重症化のリスクがあるとされる基礎疾患のなかでも、心臓病や血管の病気のある人は特にリスクが高いと言われています。
動脈硬化などが原因で狭心症や心筋梗塞。又は心臓の筋肉が弱く心臓が拡大する拡張型心筋症等の疾患があると、心臓の機能が低下して心不全に至る可能性もあります。
心臓と肺は密接に関係し心臓病があると肺炎も悪化しその逆もあります。新型コロナは心臓の血管や筋肉に直接感染するともいわれているので、冠動脈の血管が傷つき血栓が出来やすくなります。また心臓の筋肉に感染すると心筋炎を起こし危険な不整脈の原因にもなり、突然死を引き起こす事も考えられます。まず服用中の心臓病の薬を決して己判断でやめずに治療を続けていかなければなりません。
漢方医学では症状によって処方が変わりますが、動悸や息切れなどがあるときは、「生脈散」「帰脾湯」「天王補心丹」等。また胸痛などの痛みがある時は「冠元顆粒」「血府逐オ丸」等で血栓を予防したり血液循環を正常に保ちウイルスからの攻撃に立ち向かう体作りを心がけていく必要があります。