貧血

Q

最近、ふらつきやめまいが起こるので病院で診察を受けました所、鉄欠乏症の貧血と言われました。フェロミアという錠剤が処方されたのですが、どうも胃の調子がよくありません。もともと胃はあまり丈夫なほうではないので続けていくのに心配です。
何か漢方薬で変わるようなものはないでしょうか?

A

貧血にも原因がいろいろありますが、病院で鉄欠乏性貧血と言われたのでしたら、鉄分を補う必要があります。錠剤は胃に負担がかかりますので毎日の食事でとっていただくのが最適かと思われます。
お食事で鉄分を取るにはレバー、大豆、レーズン、海藻、牡蠣、シジミ等をなるべくとるようにするといいでしょう。
また最近では貧血の半分の人には亜鉛欠乏症の方がいるようです。錠剤だけで改善されない方は亜鉛不足も考えなくてはなりません。
亜鉛のたくさん含んでいる食品としては魚介類(特に牡蠣)、肉、レバー、小麦胚芽、ビール酵母、卵、等です。

漢方の考えでは貧血は、血液の量が不足(血虚)して、酸素や栄養分をうまく運べない状態をさします。
検査では貧血でなくても同じような症状が起こる事があります。原因としては胃腸系機能が長い間低下してたり、食事が偏っている人や、手術や病気をした人等に多いいようです。
血液の量が不足(血虚)に効果のある漢方薬としては「婦宝当帰膠」「帰脾湯」や「参茸補血丸」等がよく使われます。