潰瘍性大腸炎

Q

下痢と腹痛が続いて、少々粘液性の血便のようなものが、出ましたので、病院へ行った所、潰瘍性大腸炎と診断されました。
入院して治療して大分良くなったのですが、まだ下痢は続いています。なかなか治らない病気と聞いたんですが、漢方で予防する方法はないでしょうか?

潰瘍性大腸炎は、はっきりした原因は解っていません。 腸内細菌や自己免疫反応の異常、食生活の変化等が考えられています。
ピークは20~30台に多いいようで、お客様のような年代の方に多いいような気もします。
病院では大腸の炎症を抑えるお薬や乳酸菌製剤等を使い、それで良くならない時はステロイド剤、免疫抑制剤や白血球除去療法等を行います。
ストレスによって白血球の好中球が増えるのは知られていますので、炎症範囲を増やさないためにも、ストレスを貯めないように注意する必要があります。
漢方の治療としては、胃腸の調子を整え、下痢や腹痛の症状を改善して行く漢方薬を服用して、食生活やストレスに注意いながら、長期的には、免疫のバランスを整えるような漢方薬も使って行きます。