女性の元気は「血」が基本

「血」は西洋医学で考える血液の事です。漢方では、生命活動の基本となる重要な物質とされ、血が充実して体内をスムーズに流れていることが健康な状態と考えています。

血の働きは全身を巡って身体のあらゆる組織や細胞に栄養を運び、臓器や目、筋肉などに栄養を運びます。また、身に潤いを与えたり、精神面を安定させる働きも担っています。

体内の血が不足すると、疲労感、冷え、月経不順、目の乾燥、精神不安定、睡眠障害といった不調を引き起こし、また、美容の大敵となる肌の乾燥や髪のパサつきなども血の潤い不足によって現れます。

女性の身体は月経、出産、授乳等を通じ、生涯にわたって血と深く関わっていきます。その分、血を消耗しやすく、冷えや乾燥、情緒不安定といったトラブルも起こしやすくなります。

日頃のケア(食養生や漢方薬等)で血不足の予防を心がけ、身の中からいきいきとキレイな女性を目指しましょう。