花粉症予防
西日本では、気温も上がりスギ花粉がはげしく飛び出していますが、
東日本もこれからが本番で花粉症の方には嫌な季節になります。
漢方の考えでは花粉やウィルスなどの体外の異物から身体を守る力を
「衛気」と言っています。「衛気」とは「気」(生体エネルギー)の一種で
目や鼻やのどの粘膜、皮膚や皮下組織などの体表部を巡ってバリアの働きを
するもので、免疫力に相当するものです。この「衛気」が弱ると風邪をひきやすくなったり、スギ花粉が悪化したり鼻が年中ぐずぐずする等の症状が表れます。
まずは普段の生活から見直して「衛気」が低下しないように気をつけましょう。
飲酒や生もの、冷たい飲料等は控えめにして、遅くても12時までには就寝するように
しましょう。また外出時にはマスクや眼鏡、繊維の目の詰まった上着などを着用し
アレルゲンである花粉との接触をなるべく控えましょう。また就寝するときには
寝室に水を張った洗面器を置く、洗濯物を室内に干す、などの工夫をし、のどや
鼻の粘膜を乾燥から守りましょう。
漢方では「衛気」を強くする「オウギ」に胃腸の働きを良くする
「ビャクジュツ」、抗アレルギー作用のある「ボウフウ」を加えた
「衛益顆粒」がおすすめです。