「肩こり・頭痛」

厚生労働省の調査によりますと、日本人が訴える自覚症状の中で肩こりは腰痛に次いで2位だそうです。また、頭痛持ちの方もかなり多いようです。多くは疲労やストレス、冷えによる血行不良が原因です。その他にも過労や運動不足、慢性病また老化等も原因で起こることもあります。

漢方の考えでは「気が滞れば血も滞る」という考えがあり、ストレス等によって緊張状態が続くと気が滞り、血管が収縮して血流の流れが悪化します。

才血

血の滞りは「才血」と呼ばれ、さまざまな病気を引き起こす原因にもなります。
動脈硬化、高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの循環器疾患の引き金にもなります。
漢方薬は「気」と「血」の流れを同時に改善していく「理気活血」という漢方がよく使用されます。食養生としては、血液をサラサラにする青魚、玉ねぎ、にんにく、らっきょう、ねぎ、ニラ、しょうがや気のめぐりを良くする、セロリ、春菊、苦うり、みかん、オレンジ、いか、あさり、しじみ、梅干し等の食材を多めに取るようにしましょう。