漢方治療・高脂血症

高脂血症について

高脂血症とはどんな病気なのでしょう?皮膚に黄色いしこりのような物が見られる場合もありますが多くは無症状です。

「血脂」とは?

「血脂」とは血液中のコレステロール、中性脂肪、リポイドの総称です。原因は遺伝によるものと食生活の問題として脂肪分や糖分の摂り過ぎ、野菜ビタミン不足、過度の飲酒、あるいは長期にわたるストレス等です。

中医学に見る高脂血症の所見

中国医学では高脂血症を「痰濁瘀血」の状態と考えます。これは血管の内壁に粥状(アテローム性)のどろどろした血脂が沈着し(痰濁)その結果、血液の流れが滞ってしまう(瘀血)ことです。その「痰濁瘀血」を取り除く漢方薬を中心に服用する事によって、少しずつ血脂レベルが正常に向かいます。

高脂血症の予防として

予防としては、生活習慣の改善が中心になります。食事は脂質の多い肉、フライなど動物性脂肪の多い食品や、うに、モツ、レバーなどコレステロールを多く含む食品をなるべく控え、代わりに血脂を下げる効果のある、蕎麦、さんざし、キクラゲ、黒豆、豆腐、海草等をふんだんに摂る様にします。野菜も1日400g以上食べるようにして、煙草はやめてお酒も控えめに。また、1日30分程度の適度な運動を行いましょう。

漢方は「冠元顆粒」「星火温胆湯」を服用します。